2007/03/27

Supersax Plays Bird with Strings









Supersax/Plays Bird with Strings(Toshiba EMI/Capitol)
Med Flory(as),Joe Lopez(as),Warne Marsh(ts),ay Migliori(ts),Jack Nimitz(bs),Lou Levy(p),Buddy Clark(b),Jake Hanna(ds),Conte Candoli(tp),Frank Rosolino(tb),and Strings
74年録音。チャーリー・パーカーのソロをサックス・ソリで再現するというメチャクチャしんどい仕事を思いついたのはリーダーのMed Floryらしい。第1作が発表されたのは72年のことで、爆発的人気を呼んで、このストリングスものは3作目にあたる。
私、これを最初に聴いたのは発表されてから何年も経ってた大学1年(いわゆるC年)のときに先輩の車に乗っけてもらってたときにカーステでかかってたものでした。もう、こりゃすごいという衝撃で人の話聞かんと、これに必死に耳を傾けてたという、私は失礼な後輩でした。
いやホンマ、「April inParis」「I didn't know what time it was」といったパーカーがウイズ・ストリングスでやってたものに加え、急速テンポの「Blue'n'Boggie」「Kim」等、まさに一糸乱れぬアンサンブルに今でも興奮してしまいます。
ところで、これも含めて、「Supersax」を聴くと、大体味わう気分が3パターンぐらいにあります。まずは、パーカーのソロ、コピーして一人で吹くのも難儀するのに、これを5本でハモッてやっとる、というテクニカルな部分とそのサウンドに対する衝撃ですな。もうひとつは、逆になんとなく、なぜかそれがむなしいと思えてしまう。最後はパーカー・ミュージックがどうしたこうしたとか以前に、サックス・ソリとしてのドライブ感とリッチなサウンドに惚れ惚れとしてしまう、ちゅうことかな。
「Supersax」って、あれこれ言う人も多いようですが、日本盤解説で後藤雅洋氏が触れているように、理屈なしに3つ目のゴージャスなサックス・アンサンブルを堪能する、ということにつきると最近は思ってます。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お〜、なんだなんだ、いつの間にこんな素敵なブログ始めちゃったんだ〜〜?ったくもう、ダーリン、全然教えてくれないんだから〜。

匿名 さんのコメント...

北Bさま。

申し訳ありません、ご招待する前にお越しいただいてしまいました。
気がついたらこんなになってましてん、という感じで再デビューを狙ってたのですが、とりあえず、きみ駒blogで少し告知してもらって、今、とにかく聴いたら書くという習慣にしようと悪戦苦闘しているところです。
北Bさんの日本ツアーの模様もレポートする所存でございます。
ゆるゆる、暖かく見守ってくださいー。