2007/03/21

THE GRIFFITH PARK COLLECTION









THE GRIFFITH PARK COLLECTION (Warner Pioneer/ELEKTRA/MUSICIAN RECORDS)
Chick Corea(p),Stanley Clarke(b),Lenny White(ds),Joe Henderson(ts),Freddie Hubbard(fh,tp)
81年録音。久々に聴いたなぁ。メンツ的にRTFの4ビート版かと思われそうですが、どちらかというと、レニー・ホワイトのプロデュースの下、チック・コリアはオール・スーター・セッションの優秀なピアニスト的な立ち位置にいるような感じです。その分、内容が玉虫色になった感は否めませんが、トニー・ウイリアムスをちょい意識させるレニー・ホワイトのタイコやスタ・クラの弾くベースのランニングを聴いてると、60年代、70年代から脱皮しつつある新しめのビート感のジャズやってんなぁと、改めて実感させられるものがあります。
うーむ、それにしても、A面の1曲目「L's Bop 」のハード・バップな演奏もカッコイイけど、続く2曲目「Why Wait」でテーマの途中で挿入されるソロも、フレディに続くソロでも、ジョー・ヘンの実に素晴らしいこと!
ところで、「ELEKTRA/MUSICIAN」を任されたブルース・ランドヴァルが「チャカに唄わせて、当代一流の君らで一発やったらおもろいんちゃうやろか」とレニー・ホワイトにもちかけて、チャカ・カーンを入れた「ECHOES OF AN ERA」を始めに、このメンツでのライブ盤「THE GRIFFITH PARK COLLECTION 2-IN CONCERT」、ナンシー・ウイルソンのヴォーカルでライブ盤の「ECHOES OF AN ERA 2-THE CONCERT」と、結局82年に発売されたものが合計4作もあります。
このLPは日本では「ELEKTRA/MUSICIAN 」レーベルの第1回作品として発売されてました。私、このLPしかもってないけど、今となってはいい作品を残してくれたもんです。他のも聴きたくなりました。

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