2007/03/25

The Moontrane









Wody Shaw/The Moontrane(Nippon Columbia/Muse)LP
Woody Shaw (tp), Azar Lawrence (ts, ss), Steve Turre (tb), Onaje Allen Gumbs (p, el-p), Buster Williams (b), Cecil McBee (b), Victor Lewis (ds), Tony Waters (congas), Guiherme Franco (per)
74年録音。プロデュースしたマイケル・カスクーナの弁によると、ウエスト・コーストで仕事してたウディ・ショウが「わしゃ、もうやるしかないで」と奮起してNYに再度戻り、バンドを編成して活動を開始したところを捕らえてレコーディングしたようです。
A面1曲目のタイトル曲「The Moontrane」から、「Tapscott's Blues」、B面の5拍子の「Sanyas」なんかはめっちゃハード・ドライブな演奏やし、ラストには名曲「Katrina Ballerina」も収録、全体としてバンド・サウンドを意識したとても素晴らしい仕上がりになってます。ジョー・ヘンやホレス・シルバーでのサイドメンとしての演奏もよかったけど、このアルバムで急激にウディ・ショウは立ち上がったような感じです。
この「The Moontrane」の出だしのイントロを聴くと、ついに走り出した!という躍動感と期待感が一気にふくらんでくるのですが、このアルバム以後、MUSE、CBS、Enja等に残されたウディ・ショウの作品はホンマ、どれも素晴らしいものばかりです。

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