2007/04/26

Flight To Jordan









Duke Jordan/Flight To Jordan (Toshiba EMI/Blue Note)
Duke Jordan(p),Dizzy Reece(tp),Stanley,Turrentine(ts),Reggie Workman(b),Art Taylor (ds)
60年録音。チャーリー・パーカーのバンドで注目を集め、50年代前半はスタン・ゲッツなんかのバンドにいたりしたのに、ソロではあまりパッとせず、このアルバムを残してデューク・ジョーダンは何故かBlueNoteから去ってしまう。この後は「Charlie Parker Record」に何枚か吹き込んだ後、73年まで録音なしやったようです。どうも仕事がなくて、食べるためにタクシーの運転手をやったりしてたという話です。
この置き土産的なアルバム、全曲ジョーダンのオリジナルでタイトル曲や「Starbrite」「Deacon Joe」など佳曲が並んでます。ラストの「Si-Joya」は「危険な関係のブルース」として超有名やけど、実はジョーダンのオリジナルやったそうです。著作権では泣かされて、本人に印税は入らんかったらしい。「これはワシの曲じゃい!」との主張に、「ホンマ、大将、エエ曲書くで!」とタレンタイン、ディジー・リーズが好演。
もっとも、私としては世間的には哀愁のピアノとか言われてるジョーダンのプレイより、全編イイ曲にノッてタレンタインやリースが朗々と歌うところにこのアルバムの魅力を感じてたりしてます。

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