Changes One
Charles Mingus/Changes One(RHINO/Atlantic)
Charles Mingus (b),Jack Waltrath(tp),George Adams(ts),Don Pullen(p),Dannie Richmond(ds)
74年録音。1曲目「Remember Rockefeller At Attica」で意外と洗練された音色とフレージングでブローするジョージ・アダムスを聴くと血沸き肉踊るんですね。そうそうジョージ・アダムスは自分のアルバムでももちろん、いろんなところで唄ってて、今となってはとっくにネタバレしてる芸ですが、ここの「Devil Blues」でシャウトしまくった後にテナーでリフを吹きまくってエンディングに向かうところでは、ホンマ冗談としか思えないノリに思わず笑ってしまいます。
アルバムのハイライトはアダムスとドン・プーレンがエネルギー大爆発で聴かせてくれる2曲目の組曲仕立てとなってる「Sue's Changes」ですが、やっぱりラストの「Duke Ellington's Sound of Love」がグッときますなぁ。このアルバム録音の半年ほど前にエリントンが亡くなってるので、ミンガスが「Changes」セッション自体もこの曲も特別な思いをもって演奏したのは間違いないでしょうね。「Chnges Two」にはこの曲がSy Johnsonのアレンジで、Jackie Parisのヴォーカル入りのテイクが納められてますが甲乙つけがたい出来です。
僕はこちらの「One」に入ってるインストのほうが好きです。アダムスのソロもイイですし、ミンガスのベース・ソロも泣かせます。おまけにテナーとトランペットのユニゾンによるメロディの美しさは、特にラストコーラスに来るとホンマ感動もんです。
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