2007/05/06

Peace Treaty









Nathan Davis/Peace Treaty(SFP)
Nathan Davis(ts,ss),Woody Shaw(tp),Jean-Louis Chautemps(bs),Rene Urtreger(p),Jimmy Woode(b),Kenny Clark(ds)
65年録音。10年以上前にCD化されたものの、永らく廃盤だったらしく、この春にアナログ、CDで再発されたという話題盤。アナログは澤野工房が販売してますね。
Nathan Davisって全く知りませんでしたがWoody Shaw入ってるし、3管のハードバップやってるという話で、これだけあちこちで誉められまくってたら聴いてみたくなるのが人情ちゅうもんやがな。
で、なんと申しましょうか、僕としてはそんな思い入れが無いせいもあって、さほど「すごいがな」という感慨はなく、すみません。。。
ネイザン・デイビスはデクスター・ゴードンとブッカー・アービンを足して2で割ったようなトーンで豪快に吹きまくってますが、ウディ・ショウもルネ・ユルトルジェもどこかウワの空っぽいような感じで、うーん、気のせい?僕、こういう超B級名盤って昔から得意じゃないので、しばらくしてある日突然この美味しさに気付くというパターンかもしれません。
ただ、4曲目「Sconsolato」のデイビスの妖しいソプラノの音色によるメロディは秀逸。7曲目のボーナス・トラックのバージョンはペットとバリサクを排して、ギターを加えたカルテット編成によるもので、ソロも短くあっけなく終わってしまうアレンジですが、こちらの方が曲、ソプラノの双方の美しさが際立っていてよいのではと思います。

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