2007/05/19

Lush Life









John Coltrane/Lush Life(Fantsy/Prestige)LP
John Coltrane(ts),Donald Byrd(tp),Red Garland(p),Paul Chambers(b),Louis Hayes(ds),Albert "Tootie" Heath(ds),Earl May(b),Art Taylor(ds)
57/58年録音。「I Hear A Rhapsody」がガーランド、チェンバース、アル・ヒースを従えて57年3月、A面3曲(「Trane's Slow Blues」「Like Someone In Love」「I Love You」がアール・メイ、アート・テイラーとのトリオで57年8月、タイトル・チューン「Lush Life」がドナルド・バード、ガーランド、チェンバース、ヘイズのクインテットで58年1月録音、と3つのセッションを1枚にまとめたアルバム。
この頃のコルトレーンは「Monk's Music」をはじめとしたモンクとのセッション、レッド・ガーランド、マル・ウオルドロンなどのリーダー作にそれぞれ何枚かずつ参加し、Prestigeで何枚もの自己名義のセッションに加えて9月にブルーノートでの「BLue Train」を吹き込み、と大忙しで57年だけで30数枚のレコードに名前を残しています。ちなみに58年2月にはマイルス・バンドで「Milestone」を吹き込んでます。
やはり、「Blue Train」を経て一番吹き込みが後の「Lush Life」での音色のふくらみやフレージング、呼吸の置き方等々に素晴らしいものがあります。その後に続く「I Hear A Rhapsody」を聴くと、えっ、1曲前の「Lush Life」吹いた人かいなと戸惑ってしまうぐらいです。てなことで、この1枚でも飛躍的に大前進するコルトレーンを聴けてとても興味深いちゅう話になってますます美味しいわけです。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

これ、とても良いですね。好きです。