2007/02/22

Let's cool one









Misterioso (Fantasy/Riverside)
Thelonious Monk(p),Johny Griffin(ts),Ahmed Abdul Malik(b),Roy Haynes(ds)
1958年録音。キャバレーカードを取り戻してライブを再開したモンクの絶好調時期をとらえたファイブ・スポットでのライブ盤。モンク・バンドでプレイしたテナー吹きには長年にわたって活躍したチャーリー・ラウズ以外にロリンズ、コルトレーンのビッグ・ネームがいてそれぞれ録音を残しているが、私としてはグリフィンがブローするこのライブ盤が一番お気に入り。
誰がフロントで吹いてようが関係ないよーん、と独自の音世界を構築していくモンクとアグレッシブにゴリゴリとハード・バップのフレーズで吹き倒すグリフィンって、アンマッチな取り合わせのようで、実はとても相性がよいのね。ワイルドにブリブリやってもモンク・ワールドをきっちり表現してるグリフィンてすごいでんな。どこまで吹いて行っても、お釈迦様の手の中にいるちゅう感じもするけど。それがイヤなんかどうかは知りませんが、「Blues Five Spot」「Let's cool one」のソロでアカペラを挿入してまして、これが文句なしに素晴らしい。いやホンマ。

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