2007/02/28
2007/02/26
Orbits
投稿者 まつけん 時刻: 2/26/2007 11:58:00 午後 2 コメント
ラベル: Wayne Shorter
2007/02/25
One For Fun
Billy Taylor/One For Fun(Warner Music Japan/Atlantic)
Billy Taylor(p),Earl May(b),Kenny Dennis(ds)
59年録音。 荻窪にハイライトの練習に行くと、スタジオに入る前、時間があれば中古レコード店の月光社に寄ることが多いです。昨日もどれどれ、何かないかなとのぞいたら、ATLANTICの紙ジャケットシリーズが何枚か並んでた。その中から1枚、これを1,100円で買ってきた。Sardabyと同じく、このBilly Taylorも全く聴いたことがなく、どんなもんかいなと思ってたらこれがまた趣味のよいピアノ・トリオもの。ベースのEarl Mayってそういえばコルトレーンの「Lush Life」で弾いてた人やけど、この人のグイグイといくランニングに乗って小気味のいいプレイを繰り広げる。くつろいだ日曜の午後にはピッタリちゅう感じで、世の中、まだまだ聴かなあかんアルバムはヤマほどあるちゅうことやね。
投稿者 まつけん 時刻: 2/25/2007 11:50:00 午後 0 コメント
ラベル: Billy Taylor
2007/02/23
PUNCH
Michel Sardaby/Five Cat's Blues(SOUNDHILLS RECORDS)
Michel Sardaby(p),Alain Hatot(sax),Pierre Dutour(tp),Hanri Tischitz(b),Michel Denis(ds)
67年録音。Sainnt Germain-Des-Pre'sのAmerical Culturel Centerでのライブ盤。
昨年末、試聴機に入ってた横浜の新星堂で、2管でメッセンジャーズぽいサウンドでどんどん熱くグルーヴするピアノのカッコよさに思わず買ってしまった。ライナーノーツによるとMichel Sardabyがレコード会社と契約を取りたくて録音したデモテープが、交渉相手のレコード会社から許諾なく勝手に発売されてしまったという怒りのデビュー盤とのこと。そんなことでピアノの音がやたらでかいとか録音のバランスも音質も悪いんやけど、そんなこと吹き飛ばす好演である。それにしてもSardabyにしたら不本意で不愉快な作品ちゅうことで、パリから遠く離れた極東の島でイエーとか一人唸りながらこれを聴いて喜んでいるのもちょっと複雑。
投稿者 まつけん 時刻: 2/23/2007 10:43:00 午後 0 コメント
ラベル: Michel Sardaby
2007/02/22
Let's cool one
Misterioso (Fantasy/Riverside)
Thelonious Monk(p),Johny Griffin(ts),Ahmed Abdul Malik(b),Roy Haynes(ds)
1958年録音。キャバレーカードを取り戻してライブを再開したモンクの絶好調時期をとらえたファイブ・スポットでのライブ盤。モンク・バンドでプレイしたテナー吹きには長年にわたって活躍したチャーリー・ラウズ以外にロリンズ、コルトレーンのビッグ・ネームがいてそれぞれ録音を残しているが、私としてはグリフィンがブローするこのライブ盤が一番お気に入り。
誰がフロントで吹いてようが関係ないよーん、と独自の音世界を構築していくモンクとアグレッシブにゴリゴリとハード・バップのフレーズで吹き倒すグリフィンって、アンマッチな取り合わせのようで、実はとても相性がよいのね。ワイルドにブリブリやってもモンク・ワールドをきっちり表現してるグリフィンてすごいでんな。どこまで吹いて行っても、お釈迦様の手の中にいるちゅう感じもするけど。それがイヤなんかどうかは知りませんが、「Blues Five Spot」「Let's cool one」のソロでアカペラを挿入してまして、これが文句なしに素晴らしい。いやホンマ。
投稿者 まつけん 時刻: 2/22/2007 11:43:00 午後 0 コメント
ラベル: Thelonious Monk
2007/02/21
Patrice Rushen with Joe Henderson
Patrice Rushen /prelusion (Victor Entertainmant/Fantasy/prestige)
Patrice Rushen(key),Joe Henderson(ts), NDUGU(ds),Tony Dumas(el-b),Kenneth Nash(perc),Geroge Bohanon(tb),Oscar Brashear(tp,flh),Hadley Caliman(fl,al-fl,as)
74年録音。
70年代、リー・リトナーのジェントル・ソウツでのセンスのいいプレイで注目を集めたパトリース・ラッシェンのデビュー作。ここでは後年のクロス・オーバーちゅう音ではなく、ストレート・アヘッドな4ビートにハンコックばりのファンキーなナンバーもと意欲的に取り組んでいる。ハンコックみたいー、と片付けてたらあきません。なんと当時、弱冠20歳!ジャケットではけったいなアフロ・ヘアで田舎の小娘みたいな顔してるけど、ジョー・ヘンやNDUGUを相手に、自信たっぷりなタッチで挑戦的なプレイを繰り広げる。驚きである。ジョー・ヘンもかなりマジでブローしててカッコイイ。
投稿者 まつけん 時刻: 2/21/2007 11:50:00 午後 0 コメント
ラベル: Patrice Rushen
2007/02/20
Keep Hold Yourself
Sonny Rollins/NEXT ALBUM (Victor Entertainment/Fantasy/Milestone)
Sonny Rollins(ts,ss),George Cables(p,elp),Bob Cranshaw(b,elb),David Lee(ds),Jack Dejohnette(ds),Arthur Jenkins(per)
72年録音。
1曲目「Playin' In The Yard」の出だしの音を聴くだけで、わが心のふるさと、ちゅう感じで心が潤う。これも学生のとき、カセットに落としたやつをよく聴きましたなぁ。後半の3曲、LPだとB面、が実に素晴らしい。「The Everywhere Calypso」、マイナーブルースの「Keep Hold Yourself」、最後のスタンダード「Skylark」まで一気に聴かせる。ジョージ・ケーブルスのピアノも光ってるで。巷ではよく圧巻と称される「Skylark」のラストのカデンツア、実は意外になぜかどこかたどたどしさが残る。そこがヘタに飾らない正直者ロリンズの泣かせるところ。ロリンズさま、あなたの音であなたのメロディをいつまでも聴かせてください、ていう私の気持ちはこれが起点になってるんやろね。
投稿者 まつけん 時刻: 2/20/2007 11:55:00 午後 0 コメント
ラベル: Sonny Rollins
2007/02/18
Summer Breeze
paris match/5th Anniversary (Vicotr Entertainment)
2005年作品。杉山洋介、古澤大、ミズノマリの3人からなるユニット。J-WAVEでかかってたのがとても気になってゲットしてみた1枚。
「ブルーアイド・ソウル、ボサノヴァ、アシッドジャズをブレンドし、それらをポップスというフィルターを通して表現したらこうなった的」という形容は間違いないでんな。メロディもアレンジもトータルのサウンド感も「良質」の一言につきる。このバンドのことは実は全く知らないんやけど、ボーカルと歌詞がどこかインストぽい届き方で、これも狙いなんやろか?
それにしても「NEW COOL COLLECTIVE」をバックにした「Summer Breeze」「 太陽の接吻」「Saturday」「 (They Long To Be) Close to you」の4曲が秀逸。ホーン・アレンジ、演奏のテンションのはじけ具合が素晴らしい。
投稿者 まつけん 時刻: 2/18/2007 11:57:00 午後 0 コメント
ラベル: J-POP
2007/02/17
Fast City
Joe Zawinul,Wdr Big Band/Brown Street (Intuition)
投稿者 まつけん 時刻: 2/17/2007 12:55:00 午前 0 コメント
ラベル: Joe Zawinul, Wdr Big Band
2007/02/10
High Life
High Life/Wayne Shorter (Verve Records)
Wayne Shorter (Ss,Ts,As,Bs),Rachel Z(P, Syn),David Gilmore(G),Lenny Castro(Per),Airto Moreira(Per),Will Calhoun (Ds),Terri Lyne Carrington(Ds),Marcus Miller(B&Producer)
95年録音。
すばらしい!なんと美しく、深く、楽しい音楽なんやろ!当時、新譜で発売されたときにすぐ買った。実際のところピンとこなくて、うーん、なんだかつまらん、いやいやいや、そんなはずはないと、毎日会社の行き帰りにウォークマンでしばらく聴き続けたものの、結局ほったらかしにしてしまってたアルバム。もちろん、マーカス・ミラーのベースやバスクラが鼻につくとか、そういうのもあったけど、今考えるとなんとバチあたりなことやろか。今年は2007年やから、買ってから10年以上経ってるわけやけど、このアルバムの素晴らしさに気がつかなかった10年はいったい何やったんやろか。ショック。。。
ショーターを聴くと、どうも、ものごころ付き始めた子供が、空想と現実の区別がつかないままあれこれしゃべってるような感じを受けて、戸惑うことがある。もちろん本人は本人で合点がいっているんで、こっちはよけいに当惑するちゅう感じ。
淳平さんに借りたショーターの伝記「Foot Prints~ウエイン・ショーター評伝」を少し読み始めたんやけれど、ショーターはどうも、そんな子供がそのまま大きくなった人のようだ。このアルバムを聴いて最初に「なんや映画のサウンドトラックみたいやなぁ。」と思ったのはあながち的はずれではなかったんかもしれませんなぁ。ショーターは作曲のときも演奏するときも、アルバム製作のときも、常に自分のイメージする映像やストーリーが必ずあるそうだ。宇宙船に乗って地球を離れ、最初に到着した惑星で繰り広げられる冒険活劇。。。みたいなことを大真面目に、考えているフシがある。
うーむ。ジョニ・ミッチェルはショーターを評して「私たちは退廃と堕落の時代を生きているが、彼は今も天高く舞い上がり続けている」と語ったらしい。
私は1mmでも近づこうと高く、HighLifeを生きたいと思い、「ショーター様、あの。。。」と呼びかけても、宇宙船でビータを続けるショーターは、遥か銀河系の彼方にある小惑星のライブ会場からポーカーフェイスでソプラノを「ぷー」と聴かしてくれるだけですねん。
投稿者 まつけん 時刻: 2/10/2007 12:54:00 午前 0 コメント
ラベル: Wayne Shorter